「割り勘アプリってWarikaがあるじゃん」と思っていたのですが、使い続けるうちに気になる点が出てきました。広告が多いこと、そしてURLをどこで共有すればいいかが毎回わかりにくいこと。
そこでふと思いました。「Claude Codeで自分用に作ればいいんじゃないか?」
私は放送業界で働く非エンジニアです。プログラミングの知識はほぼゼロ。それでもClaude Codeだけを使って約1時間で割り勘アプリを完成させました。この記事では、その開発体験を正直に振り返ります。
作ったアプリの概要
機能はシンプルです。
- 支払った人と金額を入力する
- ボタンを押すと「誰が誰にいくら渡せばいいか」を自動で計算して表示する
複雑な機能は一切なし。ただ割り勘の計算結果をわかりやすく見せてくれるだけのアプリです。でもこれが自分には十分でした。
動作環境はMac・iPad・Androidスマホ。自分が持っているデバイスで全部動くことを目標にしました。
開発の流れ:Claude Codeに「こんなアプリ作って」と伝えるだけ
開発の始め方は単純です。Claude Codeに「割り勘アプリを作りたい。支払った人と金額を入力して、最終的に誰が誰にいくら渡せばいいかを表示するアプリを作って」と伝えるだけ。
Claude Codeはその指示をもとにコードを書いてくれます。私はコードの中身を理解する必要はなく、「動くかどうか」だけを確認すればOKです。
最初のバージョンは驚くほど早く完成しました。指示を出してから数分で、基本的な機能が動く状態になりました。
一番大変だったこと:クロスプラットフォーム対応
開発で最も苦労したのは、Apple系デバイス(Mac・iPad)とAndroidスマホの両方で正しく動かすことでした。
最初のバージョンを実機で確認してみると、MacやiPadでは正常に動くのにAndroidでは動かない、という場面が出てきました。逆のパターンもありました。
ちょうどApple系とAndroid両方のデバイスを持っていたので、両方で実際に動作確認ができたのは良かったのですが、その分「これはAndroidだけ動かない」「これはiPadで崩れる」という問題を一つひとつ潰していく必要がありました。
非エンジニアの自分がこれを自力で直すのは無理です。そこで登場するのがClaude Codeです。
デバッグはClaude Codeに丸投げ
デバッグのやり方はシンプルです。
- 問題が起きた状況と症状を言葉で説明する
- Claude Codeに「直して」と伝える
- 修正されたコードで再度動作確認する
たとえば「Androidのスマホで金額の入力欄をタップするとキーボードが出てきて画面が崩れる」という症状を伝えたら、Claude Codeがその原因を特定して修正してくれます。私はコードを読む必要もなく、症状を伝えて動作確認するだけです。
これをひたすら繰り返すのがデバッグの実態です。非エンジニアでも「言葉で症状を説明する」能力があれば、デバッグができるというのは発見でした。
完成後の細かい修正も「伝えるだけ」で対応
アプリが一通り動くようになった後も、使っていると「ここをもう少し直したい」という箇所が出てきます。
- 一度入力した内容を後から編集できるようにしたい
- ブラウザのタブに表示されるアイコン(ファビコン)を変えたい
これらもすべて「〇〇を△△に直して」と伝えるだけで対応してもらえます。設定ファイルをどこかで変更するとか、コードのどの部分を書き換えるとか、そういった知識は一切不要です。
このスモールステップで改善できる点が、Claude Codeを使ったアプリ開発の大きな魅力だと思います。最初から完璧なものを作ろうとせず、動くものを作ってから少しずつ改善していけばいいのです。
Warikaと比べてどうか
もともと使っていたWarikaと比較してみます。
| Warikan | 自作割り勘アプリ | |
|---|---|---|
| 広告 | 多い | なし |
| URL共有 | 毎回URLを探す手間がある | ブックマークしておけばOK |
| 複数人入力 | できる | できない(1人のみ) |
| データ保存 | クラウド | デバイス内のみ |
| カスタマイズ | できない | 自由に変更できる |
Warikaの方が優れている点もあります。複数人が別々のデバイスから入力できる点は、幹事以外が自分で入力するようなシーンでは便利です。自作アプリは入力できるのが一人だけなので、幹事が全員分の支払いを入力する必要があります。
ただ自分の使い方では「幹事が一括管理する」スタイルだったので、この制約はあまり気になりませんでした。広告なし・すぐに開けるという点で、自作アプリの方が使い勝手が良いと感じています。
実際に使ってみたい方へ
このアプリはGitHub Pagesで公開しています。スマホ・PC・タブレット問わず、ブラウザから無料で使えます。インストール不要です。
使い方はシンプルなので、開いてすぐ使えます。広告なしで動作するので、ストレスなく使えると思います。
まとめ:非エンジニアでもアプリは作れる
Claude Codeを使った割り勘アプリ開発を振り返ると、こうなります。
- 開発時間:約1時間(デバッグ含む)
- 必要なプログラミング知識:ゼロ
- 一番大変だったこと:クロスプラットフォーム対応のデバッグ
- デバッグの方法:症状を言葉で説明してClaude Codeに直してもらう
「自分にはアプリ開発は無理」と思っていましたが、Claude Codeを使えば非エンジニアでも自分専用のツールを作れることがわかりました。完璧なものでなくていい。自分の不満を解消できるものであれば、それで十分です。
「あのアプリ、ここだけ不便なんだよな」と感じたことがある人は、ぜひClaude Codeで自作することを試してみてください。思ったよりずっとハードルは低いです。
実際の使い方については、【使い方ガイド】自作割り勘アプリの使い方を画面ごとに解説にまとめています。あわせてどうぞ。